明治元年建造の伝統的な建築─町家

宇多津町古街の中心地に位置するこの建物「臨水」が、まさに象徴的な存在として生まれ変わりました。黒漆喰の外壁は宇多津の歴史的な建築様式の特徴の一つで、重厚感があります。

玄関を開けると今は懐かしい広い土間があり、無垢板のダイニングテーブルと、システムキッチンがあります。そして、特筆すべきは木造建築独特の心地よい香りに迎えられることです。

土間から和室に上がると、欄間や床の間に当時のままのディティールを見ることができ、奥にある小さな庭があって室内にいてもくつろぐことができます。階段から吹き抜けスペースを上がっていくと、太い梁の下に隠れ家的な屋根裏のベッドルームがあります。

自然の素材で包まれた伝統的な建築の空間で、ひと時のやすらぎを。
Alex Kerrが監修した町家のうちの一つ。伝統と現代の調和させる妙なる感覚もご体感ください。